結婚式はもてなしの場

結婚式を行うことになった際、さまざまなことを考えながら結婚式場を選ぶものと思います。ざっと思いつくだけでも、結婚式場の広さはどのくらいか、どんな演出ができるか、どんな料理をそろえられるか等々。自分たちの結婚式がうまくいくかどうかの大事な基本ですから、いくら慎重に選んでも選びきれない、そういうことになるかもしれません。
しかし、そのような結婚式場の選定で何より重要なことが1つあります。それは招待客の都合というものを考えること。よく言われることですが、結婚式の主役は新郎新婦である、というそのことは事実でしょう。一生に一度の晴れ舞台を披露する肝心の2人が楽しめないような結婚式では、どうにもなりません。ただ、一方で新郎新婦はもてなす側、お客を招く側でもあるのです。説教くさい言い方になりますが、結婚式とは自分たちの門出を今までお世話になった方に見てもらい、これまでの感謝とこれからの変わらぬ付き合いをお願いするもの。祝ってもらうのは事実ですが、新郎新婦が礼を尽くす場であることも忘れてはならないのです。

この点を忘れずに結婚式場を探してみると、自分たちの視点だけでやってみたかったこと、見つけたかった結婚式場とは違うところが見つかるかもしれません。たとえば自分たちが好きだからという理由で遠方のリゾート地を選ぶとか、あまつさえそこに至るまでの旅費まで自己負担でお願いするような真似はなくなるのです。いや、そういう選択肢もあっていいとは思うのですが、本当に招待客を招き、今までの感謝を述べたいと思うようであれば、小さくても駅から近くて高齢者への配慮が行き届いていてスタッフが親切に対応してくれる、そういう結婚式場を選ぶことになります。そうでなければいけない、とは申しませんが、そんな心配りをしてくれる新郎新婦であれば、招待客も心からお祝いしてくれるものではないでしょうか。
ここ最近は結婚式どころか結婚そのものをしなくなる方が増えていて、そのぶん結婚式ではオリジナリティを追求しようという動きがみられると言います。それは結構なことかもしれませんが、一方で招待客への配慮がない結婚式が横行するのも事実なのです。一例として、お色直しを5回も6回も行うとか、新郎新婦と一部友人の出し物のために6時間以上も披露宴に付き合わされたとか、そういう結婚式が現実に行われることはよくあります。自分たちが楽しければいい、一度きりの結婚式だから何でも詰め込みたい、という気持ちはわかるとしても、ちょっと引いて招待客の都合、立場で考えてみると、どういう結婚式がいいのか、というのも見えてくるはず。そういう配慮が結婚式を迎える方々に欲しいところです。

このページの先頭へ

BOOKMARK